出雲湯村温泉の旅

所在地

出雲湯村温泉は島根県雲南市木次町の中心部JR木次駅から車で20分の所にある。  ⇒アクセス

出雲湯村温泉の歴史

 西暦733年に成立したとされる『出雲国風土記』に仁多郡漆仁の川辺に「薬湯」があると記されている。

 この事から約1,300年以上も前から温泉が存在していた事がわかる。

 現在は出雲湯村温泉(いずもゆむらおんせん)と呼ばれており、現在も人々に良質な温泉を与え続けている。

出雲湯村温泉の入浴施設・場所

 出雲湯村温泉で通常入浴ができる場所は三ヶ所あります。

  • 一つは『国民宿舎清嵐荘』。観光バスでも対応可能
  • 一つは『湯元』、足湯もある。ここの湯は源泉のまま加熱なし。
  • 一つは『川辺の露天風呂』。
    斐伊川の川辺に温泉が湧いており自然石で囲った露天風呂がある。
    川の水位が上がっている時は入浴不可。

 露天風呂はそれぞれ『湯元』と『国民宿舎清嵐荘』にもあり、出雲湯村温泉の自然を楽しみながら ”くつろぎの空間” を満喫できる。

 ツーリングシーズンにはバイクで立ち寄る方もよく見かけます。
 観光シーズンには混雑するため、宿泊の方は早めのご予約をお勧めします。

 なお、川辺の露天風呂は更衣施設がないため、宿泊先や車中、川辺ですませる必要があります。夜は川辺のため足元にご注意ください。

出雲湯村温泉、川辺の露天風呂、島根県雲南市

出雲湯村温泉の泉質と効能

泉質

アルカリ性単純温泉。

効能と入浴感

 出雲湯村温泉の効能はアトピーによく効き、お湯を求めて県内外から来訪者がある。

  入浴後は肌につるつる感があり、顔色も一皮むけた感じがする。
保温効果も良く、入浴後にもポカポカ感が続く。

 温泉の温度はやや低温でゆっくりと入浴をしてリラックスができる。
 夏場は体感温度が高く、入浴後の飲み物がとてもおいしい。
 冬場は

 これが私の感想。

出雲国風土記と出雲湯村温泉

漆仁の薬湯

出雲湯村温泉は出雲国風土記の仁多郡の項に次の内容で記されている。

飯石郡の境(現在の雲南市吉田町川手付近)の漆仁川(現在の斐伊川上流付近)のほとり に薬湯があり、身体はやすらかになり病気にきき、老若男女昼夜を問わず行列するように通い ききめが無いということがないので、土地の人は薬湯と呼んでいると。

この漆仁(しつに)の辺の 薬湯が現在の島根県雲南市にある出雲湯村温泉である。

出雲国風土記に記されている漆仁の薬湯、出雲湯村温泉は出雲国風土記が成立したとされる 733年から約1300年を経た今も 良質な温泉を人々に与え続けている。

温泉神社

 また、出雲国風土記には漆仁の社(しつにのやしろ)が記されており、
現在は出雲湯村温泉の近く島根県雲南市木次町湯村の温泉神社に合わせ祀(まつ)られている。