出雲湯村温泉と出雲国風土記の旅

 ・出雲国風土記に記されている"漆仁川のほとりにある薬湯"は古代神話伝説で有名な出雲国(現在の島根県東部)にあり、出雲国風土記が成立した733年には既に存在していた。

 ・風土記成立から約1300年を経た今も出雲湯村温泉として良質な温泉が湧き続けている。
ここに漆仁(しつに)川周辺の旅を紹介する。

出雲湯村温泉の風土記イメージ

出雲国風土記とは

 713年、元明天皇が各国に官命を下された。
地名を付けよ、産物、伝説をまとめよ.......各国が提出した解文は 後に風土記と呼ばれる。出雲国風土記は現存する五つの風土記の内唯一完本に近い状態で残っている。
出雲湯村温泉

出雲湯村温泉のご案内

 出雲湯村温泉は島根県雲南市木次町に位置し、 山と川と自然に包まれた雰囲気であり、泉質はアルカリ性単純温泉。出雲国風土記には漆仁の薬湯として記されている。
出雲湯村温泉周辺の斐伊川

漆仁川(しつに川)

 島根県東部を流れる斐伊川の出雲湯村温泉付近を示し、出雲国風土記には漆仁(しつに)川と記されている。漆仁(しつに)の地名は現在も橋の名前や自治会名として残っている。
出雲湯村温泉、川辺の露天風呂

川辺の露天風呂

 出雲湯村温泉のすぐそばを流れる斐伊川の川辺にある露天風呂。温泉水を入れているのではなく、川底から温泉水が湧いている純天然温泉。